海外の業者のバイナリーオプション
バイナリーオプション取引では、国内の業者については規制対象となっている関係から、従来のような戦略での取引ができなくなっています。そこで国内ではなく海外の業者を利用してバイナリーオプションの取引を試してみようという人もいます。しかし、海外の業者を利用してバイナリーオプションの取引を行うことについては現状ではおすすめできません。
日本語に対応していない
まずその理由のひとつですが、ほとんどの場合日本語に対応していないというデメリットがあるためです。
もちろん海外のバイナリーオプションといえどFX取引であることに変わりはありませんので通貨ペアとして日本円を選ぶことは可能ですが、取引規定などの説明については英語で記載されている場合がほとんどです。
英語が堪能な人であればともかくそうでないのであれば取引説明を理解するだけでも一苦労であり、それを省略してバイナリーオプション取引を進めたとしても利益を得ることはかなり難しいでしょう。
資金の入金や出金
もうひとつのデメリットは、資金の入金や出金についてです。海外のバイナリーオプション取引業者を利用する場合、資金の入金についてはクレジットカードで行う場合が一般的ですが、JCBカードには対応していないという場合がほとんどです。
VISAやマスターカードを持っていれば入金についてはクリアできるかもしれませんが、問題は出金です。出金にあたっては身分証明書をはじめ送金先の住所や口座などを伝える必要があり、しかもそれらを英語で伝えなければならないといった場合も珍しくありません。
また、基本的には海外送金となりますので出金については手数料を支払わなければならず、しかも決して安いとはいえないのが現状です。せっかく得た利益のほとんどが手数料になってしまうのでは、何のために取引をしているのかわかりません。
こうした理由から、海外のバイナリーオプション業者を利用するにあたってはデメリットが多いということになります。